視力回復手術の3つの失敗
「思ったほど視力が回復しない」
メガネやコンタクトレンズで見える程度には視力が回復するといわれる視力回復手術ですが近視
が重いほど視力回復手術でも矯正視力を出すのが難しくなります。0.1以上であればほぼ100%の
確率で視力は1.0にまで回復しますが、視力0.1以下になるとその可能性は下がります。
結果として視力回復手術を受けたのにも関わらず希望通りの視力がでないこともあります。
再手術をすることで目標視力を目指すことができますが、強度近視であれば1度目の手術で角膜を
ギリギリまで削っているので再手術に角膜の厚さが足りないという問題もあります。
もうひとつは視力が回復したのもつかの間、しばらくすると近視が戻ってしまうというのが
あります。これは原因はよくわかっていません。術後に目を酷使する生活をしていたからとも
いえますが、そのような環境ではなかった人にも起こります。
「手術の合併症・副作用がひどい」
視力回復手術では角膜にレーザーで傷をつけることが影響してか、合併症を引き起こすリスク
があります。合併症として報告されているものとしては、ドライアイ、異物感、視機能の低下、
感染症などがあります。
多くの合併症は術後しばらくして角膜の傷が修復されるにつれて、症状もなくなっていきますが、
なかにはなかなか治らない合併症もあります。
特にドライアイと夜間視力の低下に悩まされる人が多いといいます。フラップを作るために
角膜表面を傷つけたことで神経が寸断されるのでこれがドライアイにつながるといわれます。
夜間視力については個人差があるのですが瞳孔の調節とレーシック後の角膜の収差(光を取り
入れる視機能)がアンバランスになることで光がやけにまぶしく見えるなどの症状や明暗が
わかりにくいということがあります。
「誰もが受けられない【不適応】」
視力回復手術は手術の安全性を確実なものにするため手術希望者に対しては全員適応検査を
実施して適応を診断します。
適応検査ではさまざまな項目をチェックしますが最も肝心なのが角膜の厚さです。
視力をだすためには屈折度数にあわせてエキシマレーザーを照射する必要がありますが強度の
近視であればそれだけ角膜を削る量が多くなります。角膜が薄ければ安全性を考えて視力回復
手術はうけることができません。
他にも視力回復手術が不適応になる
ケースとしては
・18歳未満であること、
・妊娠していること、
・眼の病気があること、
・医師が不適切と判断した場合
などがあります。手術の技法やクリニックの設備の違いなどによって適応検査の結果が異なる
ので、複数のクリニックで適応検査を受けることをおすすめします。